使用する桧(ヒノキ)は、厳選した土佐産材にこだわり、山から製材所まで当社スタッフが現地調査しています。〈出荷証明、産地証明添付〉
古くは法隆寺の建立にも使用され1300年の時間を経過しても建物が現存しています。なお、伊勢神宮も桧で造られています。伐採後200年は強度が上がっていき、アルファピネン、ボルネオールなどの成分でアロマ効果や抗菌作用もあります。
高知県は海や川のイメージが強い県ですが、県土の84%を林野が占める全国屈指の森林県です。この豊富な森林が清流四万十川や仁淀川の清らかな流れを育み、豊かな自然とその恵みを生み出しています。
古くから高知はヒノキの産地として有名です。「土佐ヒノキ」、「幡多ヒノキ」、「四万十ヒノキ」などと呼ばれていいます。材の芯のあざやかな赤みと強い香りが特徴で、油脂分を多く含んでいるため、年月を経るごとに光沢が増し、耐久性も高いのが特徴です。こういった高知県産ヒノキの特徴が評価され、京都の西本願寺の修復や新国立劇場の舞台の床材にも使われています。
高知県へ研修に行きましたので研修時の様子を掲載させて頂きます。(2023年2月)
高知おおとよ製材株式会社様はの木材は、農林水産省 大臣官房長賞を受賞されました。
(JAS規格の品質上位の木材に贈られる賞です。)
最終的には目視でも検品されています。
弊社向けの材木です。
こちらが皆様のお家に使用されています。
小雪が舞う寒空の中、誠にありがとうございました。
高知おおとよ製材株式会社へ研修の為、訪問させていただきました。(2022年6月)
高知おおとよ製材の皆様、お忙し中ありがとうございました。
製材所。
※注①昨年より老眼の為、近くを見るときは眼鏡が後ろを向いています。
おおとよ製材(株)の皆様、牽いては高知県の皆様ありがとうございました。
写真普段より原木が少なめ。ウッドショックの影響でしょうか….
2022年6月13日 曇り
高知県長岡郡大豊町、高知おおとよ製材(株)へ打合せ。
丸宇木材市売(株)高橋様、ご同行頂き心強いです。
2022年6月14日
高知県四万十町へ。4月より稼働したての製材所です。
北村社長は本業は約り、とおっしゃっておりました。
そうは言っても当然ながら社長さん、細やかに案内してくださいました。
※注2 2日目も老眼の為、眼鏡が後ろ向きの時有。
高知の皆様、いつも親切にして頂きありがとうございます。
コンビニの店員さんから食堂のおばちゃんまで、出会う方々全ての方へ感謝を申し上げます。
また、6,7ヶ月以内にはお邪魔致します。今後とも末永くお付き合い下さい。
高知おおとよ製材株式会社へ設計部の3人が研修の為、訪問させていただきました。(2019年11月)
高知おおとよ製材の皆様、お忙し中ありがとうございました。
原木から製材、出荷までの過程をDVDを見ながら、宗国和夫工場長、北村寿常副班長、今井佳枝主任が丁寧に説明して下さいました。
木材の乾燥技術について説明を受けています。
今から10年位前に蒸気を利用して木材を乾燥させ高温でも木の細胞を破壊せず木材を乾燥させる技術を開発したそうです。
高知県森林組合連合会嶺北供販所では、原木ヤードを見学させていただきました。桧材と杉材が材種とサイズで仕分けされ桧と杉の良い香りがしました。
山から 伐採してきた杉の原木を重機で降ろしているところです。
写真ではわかりませんが、すごく広い敷地にたくさんの木材がストックしてあります。
今回は、高知県庁、林業振興環境部、木材産業振興課へ表敬訪問しました。令和2年2月11日に開催される、JAS材推進普及セミナーの打合せをさせていただきました。
林業振興・環境部部長・川村竜哉様、木材産業振興課課長・金子尚公様、企画監・谷脇勝久様、課長補佐兼チーフ・小野田勝様、お忙しい中、ありがとうございました。また、高知県訪問にご尽力いただきました、丸宇木材市売株式会社・下館市場・市場町、髙橋良之様ありがとうございました。
高知おおとよ製材様に『当社の桧』の製材工程を皆で勉強を兼ねて伺いました。(2018年6月)
今回は内勤者も桧を見て感じてもらうことになります。
山から切り出された丸太(桧)が運びこまれて来ました。
皆メモを取りながら桧の勉強です。
まず樹皮を綺麗にしてゆきます。この段階で強度を満たさない物、ソリがある物はハネそれてゆきます。
おおとよ製材 橋本様より次の工程の説明を受けています。
平角の制作現場、何人もの人とコンピューターで検査を行ってゆきます。
これが最新の乾燥工程です。何日も時間をかけて芯材から水分を割れなく出してゆきます。
当社、浅田と矢口が真剣な眼差しの先には当社の桧があります。
今回一番質問事項の多かった山崎、木への情熱が感じられます。
当社に納められる土佐桧です。皆様の力で製材出来てお客様に届けられることを感謝しております。
今回は当社大工の方々も交えて高知県へ視察に行ってきました。(2016年4月)
4月26日 最高品質の桧を求めてNH583便にて高知に出発です。
高知県庁 中城様より高知県産材の生産量全国第2位 桧の特性県の取り組みなどのレクチャーを受けます。
早速、生産ラインのチェック確認にむかいます。
大量の羽柄材、桧、杉など乾燥後の養生期間に入ります。
原木確認。樹脂の乗った、杉、桧。
日栄ホーム 沼本と三浦
皆、原木のチェックに夢中です。
こちらがこだわりぬいた最新の木材乾燥機器です。乾燥士による厳密な管理の基、内部からの割れ、強度、含水率を確認しつつ、時間をかけて乾燥してゆきます。
こちらが平物などの大型乾燥庫です。内部割れを無くす為、木材乾燥士が経験と知識でこだわりの乾燥工程をふんでゆきます。
柱は一本一本人の手で目視と、コンピュータにより曲がり・強度・色・含水率をすべてチェックしたものが出荷されます。
原木の皮剥き作業
この大きな装置で羽柄材を生産しています。
丸太を選定してゆく大きなコンベアー
本音をぶつけあっての、懇親会は熱いです。今回の高知への視察はもう何度にもなるのですが、立派なデータ結果を頂き感動です。高知県の皆様、ありがとうございました。
弊社営業スタッフも高知県で高知の桧の良さを実感してきました(2015年10月)
今今回も高知県庁・木材産業課の方々に同行してもらい
「高知おおとよ製材株式会社」「レイホク木材工業協同組合」を視察させて頂きました。
会社内においても桧の品質、製材、乾燥工程のレクチャーを受けており
【土佐材】の良さは認知していましたが、「百聞は一見に如かず」!
森林率全国第一位の山々の原木からの樹の見極め、製材データによる無駄のない製材過程、徹底した温度管理のもと材料による中温、高温乾燥の使い分け乾燥工程(ボイラーの燃料に製材所の木屑を利用。エコです。)、含水率検査(水分量20%以下)、目視検査による節、反り、割れの有無(作業員2名のWチェック)、強度測定の検査をくぐり抜けた高い品質管理のもと、“KOCHI OTOYO”と印字された【土佐材】が日栄商事の柱となります。
平成27年10月弊社営業全員が「桧」を背負い、高知県に視察に行きました。
まずはヘルメット着用よし!いよいよ、おおとよ製材(株)の工場視察に入ります。
原木は樹種・経級・品質・仕上別に保管されています。
原木は仕分けられたあと、外気に1週間から2週間馴染ませてから加工工程へと入ります。
加工を終えた木材は、まず初めにこの中温乾燥機により3~5日間、じっくりと乾燥を始めます。
この視察で学んだ桧の良さをこれから家づくりをするお客様へしっかりと伝えていきます。
加工された木材は、種類ごとに梱包されます。
機械・目視により選別された「Aランク」のものに日栄オリジナルロゴ「KOCHI OTOYO」が印字されました。3日後の出荷です。
全ての厳しい検査を受けた木材が、これから出荷されます。
工場見学後は、高知県庁竹崎チーフによる勉強会が行われました。
桧について議論させていただき、各営業スタッフが更に桧についての知識を深めることができました。
先日、弊社設計メンバーで、高知に向かい、実際に桧を見てきました。(2015年3月末追記)
桧は切ってから200年の間強くなり続けます
約3ヶ月分ストックされたまっすぐな原木たち
原木投入 これから加工スタートです
構造材は高温にて乾燥することで丈夫な柱となります
やけど注意!
4日間じっくり乾燥させることにより 変色の割れ ねじれを予防します
要となる 乾燥機担当 嵯峨山さんと
乾燥後の木材は機械 目視により選別され さらに格付けされます
高品質な構造材は重さも 肌ざわりも違います
「日栄オリジナルラベル」が貼られた「Aランク」の木材 建物の一部としてお客様を守り続けます
当社で使用する桧の原木から、製材・乾燥・出荷まですべてをチェックするため、高知県四万十地区、県庁、製材所など高知県庁林業課に同行し、すべて現地調査を行っております。
乾燥工程、最新機材にて行う第三セクターの製材所、四万十川の源流に位置する製材所、原木の切り出し場、尾根筋に植林される桧、谷筋側の杉など、木の特性、また芯ぐされ、反りなどの欠陥木材の選別、JAS規格に対応するための含水量検査など、高知県と第三セクター管理の下、すべてチェックしております。
羽田空港から高知県へ
機内からの富士山
上空から見る景色は一段と綺麗です
羽田から、1時間半
「森林王国」 高知に上陸です
香美森林組合様、(有)仲屋材木店様、高知県庁様と山へ
最新の「タワーヤーダー」 安全性が高く、木材にやさしい機械です 300m下の斜面から、まるでロープエウェイのように材木を釣り上げてきます
つかんだ途端、一瞬で3m材に切り分けます
この急斜面を降ります
ちょっと気を抜くと、転がり落ちる急斜面です
毎日この斜面で仕事をしている組合の方々に頭が下がります
香美市 秋葉山から
尾根に生える桧、谷スジの杉
乾燥後、出荷前のストック
最新の製材工程、管柱桧
乾燥機・乾燥釜の中はこのようになっています
原木貯木所
年輪、目地チェック
四万十川沿いを上り、原木・製材をする工程もチェックしております
建築中は、もちろん雨に降られる日もあります。
完全乾燥状態で納入された桧は濡れても表面上にしか水分は浸透しません。
しかし、当社では万全を期す為、営業及び現場監督には全員含水計を携帯させ、水分量が14%以上では施工しないよう、常にチェックしております。
この土台すべても土佐桧です。見えないところにもこだわった桧の土台をぜひ建築現場に見に来てください。
4月15日、高知おおとよ製材 安東様から昨今の木材流通状況、木材品質の世界基準、林業の将来、多種な材のレクチャーを受けました。当方からはお客様の桧への感想、千葉・茨城の住宅販売、コロナの影響、市場動向などを話し合い、木に対する思いをお互いに共感しあいました。
又、世界基準であるPEFC「森林認証プログラム」(1999年パリで発足し、木材の高い品質を維持し、森林環境の保全等を行う機関)におおとよ製材の母体である銘建工業様も、PEFCに加盟しており、当社の使用する土佐桧もすべて世界基準であり素晴らしい材であることと、さらに基準の厳しい日本農林規格(JAS)の検査合格した日本で流通している上位材18%の品質を持っていることを再認しました。
おおとよ製材様の桧材は、多様な機械検査、真っ直ぐな原木、高知の自然が育んだ山があって成り立っていますが、本当に良い品質を維持するのは木材のマイスターがいないと成り立ちません。いくら素材が良くとも、乾燥工程の基準があいまいであれば素晴らしい材は出来上がらないのです。おおとよ製材様には、木材乾燥士認定を持った技術者が乾燥工程を管理し、本物の品質をさらに強度を強くするために目視及びコンピューター管理、気温、湿度を勘案して土佐材を仕上げて行きます。
最良の品質は人が造ると思います。
平成29年2月15日高知県香美市に再度、原木確認作業に行ってきました。
当社で使用している桧の柱を製造しているおおとよ製材を見学させて頂き、強度が強い材木を作る為に多くの工夫があり驚きの連続でした。
案内して頂いた岡田工場長、丸宇木材の高橋さんありがとうございます。
忙しい中、高知県木材産業振興課より、中城さん、二宮さんと、香美森林組合より三谷さんに同行して頂き、通常では工場見学者が行かない、伐採現場の見学もさせて頂きました。
山を切り開いただけの、舗装されていないデコボコの道を登っていくのですが、標識も、案内の目印も何も無い山の中を、全く迷うこと無く進んでいく香美森林組合の三谷さんのプロフェッショナルな山の男の姿に感銘を受けました。
瞬く間に、チェーンソーで木を切り倒し、重機を乗りこなし木材をカットしていく様子を見せてくれた森林組合の堀尾さん、かっこよかったです。
当社で使用している材木には、こんなにもいろんな方が関わっているのかと改めて実感し、これからも、材木一本、一本を大切にし、魂を込めて家作りに携わっていきたいと、より一層強く感じました。
ご協力頂いた高知県庁、香美森林組合、おおとよ製材、丸宇木材の方々、本当にありがとうございました。
高知おおとよ製材到着いざ見学へ
まずは原木ヤード想像以上の原木量で圧巻でした
檜の原木です、形や大きさは様々ですが真っ直ぐな桧ばかりです
桧と杉の原木を皆熱心に観察しております
杉と桧の香を嗅ぎ比べてみましたやはり桧の香りは良いものです
カビや割れがなく、保存状態がとても良い桧でした
植林の説明もして頂きました
工場長の岡田さんが高温乾燥機について熱く語ってくれています
加工棟にて自動判別、製材、加工、全て機械が行っています
当社で使用している柱です
木々に囲まれた森閑とした世界
まるで童話に出てくる様な雰囲気でした
舗装されてない急斜面を登っていく山深い場所でした
先が見通せない程、木々が生い茂っています
急斜面を登って伐採場所にいきます
登っただけで汗をかいてしまいました
チェーンソーでの伐採は迫力満点です
ユンボのアタッチメントが林業仕様になっています
材木を掴んで
先についている刃でカットしていきます
今回見学に行った伐採現場です
もう一度地図を見ながら行こうとしてもたどり着けない、そんな山の中です
日栄商事株式会社は高知県より
「土佐材パートナー企業」として登録を受けています。
桧は、日本古来より建築材・仏像・家具・曲げ物・桶など様々な用途に使われてきました。
建築材としての桧は、加工のしやすさや高い防腐・防蟻性、また伐採後から200年ほどかけて強度が強くなり続け、約1000年を経てようやく伐採時の強度に戻ってゆく特性などから、大変優秀な木材とされています。
桧建築の歴史としましては、1,300年前の法隆寺や伊勢神宮などにも使用され、大阪城築城の際には、豊臣秀吉より「日本一」のお墨付きをもらった銘木として全国に知られるようになりました。
(1)木には中心部分の芯材と、皮に近い辺材がありますが、桧の場合、芯は淡いピンク、辺は淡い黄白色です。見た目は緻密で、清潔感があり、滑らかな肌触りをしています。
(2)桧はとても強くさわやかな香りを発します。嗅いだことがある方も多いのではとと思いますが、これは「フィトンチッド」といい、ストレス解消・疲労回復・消臭・防ダニなどの効果があります。防蟻性能が非常に高い桧ですが、このフィトンチッドの効果も一役を担っているといえます。
(3)建築材として重要な要素ですが、加工後の狂いが少ない優れた弾力性を持ち、1000年前の建造物が今も保たれていることからわかるように、大変耐久性のある材料です。
桧の産地は木曽(長野)、吉野(奈良)、そして日光~八溝(栃木・茨城)などいくつかありますが、産地によって桧の特性も少々異なります。
土佐桧の特徴としては、主に(1)高強度のものが取れる割合が全国的に高く、また、(2)樹液や樹脂分が多く含まれているという点が挙げられます。
土佐桧がこのような特徴をもつ理由として、高知県の気候と森林環境について触れたいと思います。
全国1位の森林率を誇る高知県は、日射量と雨量共に全国的に高く、樹木はこの太陽と雨の恵みを多く受けます。また、高知県は南国的な気候の場所ですが、樹木は山深くに群生するため冬は気温がぐっと下がり、年間の寒暖差が激しい場所です。この寒暖差が、木材の強度を左右する年輪の輪の部分を良い質に育てます。そして、強い風にさらされる地形が少ないため、樹木は樹脂や樹液を多く蓄えたまま成長することができます。
さらに、崖や傾斜の多い高知の山間いに密集するように育つため、樹木は厳しい生存競争にさらされます。栄養の奪い合いに勝ち残った木は強度も強く、これも良質な桧が多く取れる一因です。
強度はもちろんですが、一般的に木材の品質の良さを決める特徴には、樹脂を多く含むという点もあります。というのも、桧の特徴でふれた防水や防蟻、消臭などの木の成分の多くがこの樹脂分に含まれているからです。言い換えれば、樹脂分の多い木材は、木の優れた成分をふんだんに蓄えた木材といえます。
こうした高品質な土佐桧は、かつて秀吉に日本一と認められ、現在でも京都西本願寺、清水寺、厳島神社などの歴史的建造物の改修に使われ、高い評価を受けています。
そんな素晴らしい土佐桧の中でもさらに選りすぐりの桧を弊社に供給してくれる、「おおとよ製材」の生産・供給体制についてもご紹介したいと思います。
高知県大豊町にある「おおとよ製材」は、林野庁・高知県・大豊町の支援を得て、林野庁「新生産システム推進対策事業」を引き継ぎ、平成24年に設立されました。
原木仕入から出荷までの流れを追いながら、各過程をご説明します。
原木仕入についてですが、まず樹種や品質、長さ等の単価と数量を決定し、安定数量を確保するための3か月協定を、供給側である高知県森林組合連合会の責任のもとに結んでいます。(通常、このような供給の協定は1か月くらいです。)
仕入れた原木は製材所に輸送され、樹種や品質、長さ別に保管します。次に仕入の際に事前に入力していたデータを基に製材したあと、構造材は高温乾燥機、板材は中温乾燥機にかけられます。その際4日間かけて徐々に自然環境に適用させ、急激な温度変化を避けることで割れやねじれを予防します。
次に最低1週間はかけて養生し、外気になじませて木材の中の含水率のばらつきを減少させます。ここで含水率とは木材の中の水分量の割合で、20%未満であることが合格のラインです。ちなみに、ここで作られる桧正角の95.6%が含水率15%未満です。
その後さらに材料ごとに加工し、いよいよ選別、格付けに移ります。
選別・格付けでは、人の目で見分ける目視検査と、機械で水分量や曲げ強度を図る機械検査があります。
目視検査では主に節・シミ・丸み・曲がりがないかをチェックし、機械検査では1本ごとに含水率を図ったり、負荷をかけて曲げ強度を測定します。これらの測定結果はすべて1本1本データ化され、保存されます。
(1)含水率20%未満(SD-20と表記します)、(2)曲げ強度の2つの基準をクリアした木材にはJAS規格に合格した製品としてJASマークが付けられます。
JASマークは質の良い桧であることの信頼ある証明であり、これによってお客様にもその安心・安全性が一目でわかるようになります。
ちなみに、おおとよ製材は高知県ではじめてJAS規格の機械検査区分を導入した製材所でもあります。
おおとよ製材の中でも独自の格付けがあり、その中でも含水率20%未満、目視検査でも節が少なく、割れ丸みがない、特に優れた桧はAランクと格付けされています。
日栄に送られる桧は全てこのAランクになります。
(おおとよ製材の出荷用保管庫では、弊社に送られる木材にはオリジナルのNラベルが張られています)
桧は建築材として優れた特徴をもち、その中でも土佐桧は高知県の恵まれた環境の中で育った最高品質の桧といえるでしょう。
さらに、徹底した供給・生産・品質管理を行うおおとよ製材の協力の下で、特に優れた桧が弊社に送られてきます。こうして自然と人の助けを借りて、お客様に優れた桧の家をご提供することができるのです。
最後に、日栄グループは高知県林業振興・環境部の取り組みである「土佐材パートナー企業制度」に参加しています。今後ますます土佐桧を利活用し、桧の家づくりを推進していく取組みに努めていきます。この取組の一員である弊社が使用しています桧の歴史と特徴について理解を深めていただければと思い、今回当社が使用する土佐桧についてレポートさせていただきました。